はり・きゅうは、心と身体全体のバランスを整えます。病気の種類や患者の体質、部位の違いなどによって多様な鍼や灸を使い分け、”気”の出入口である経穴(ツボ)を物理的に刺激することで神経に作用し、脳の自律神経中枢に影響して交感神経の緊張をゆるめ、副交感神経の働きを促進し、五臓六腑の働きを正常にするからだといわれています。日本では、鍼灸師は医療国家資格として法的・社会的にも地位が認められ、積極的に鍼灸治療が活用されており、将来は医療、福祉、スポーツ、美容関連など多彩な分野での活躍フィールドが期待されています。


将来の魅力は?
人の健康に対する考え方は、「病気を治す」から「病気を予防する」方向へと変わりつつあり、「癒し」を求める傾向も強まってきています。本格的な治療を施す治療院や手軽さが特徴のクイック・マッサージ等の需要もあります。はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の仕事は、数少ない独立開業が認められた国家資格であり、ますます重要度を増してきています。

求められる適性は?
多くの患者さん、様々な症状の患者さんを相手にするので、基本的には元気(健康)が良く、誰とでも気兼ねせず話ができ、コミュニケーションをとることのできる人が求められます。また努力する人や研究心、好奇心の強い人の方が良いでしょう。
 
鍼灸院
はり師、きゅう師の国家資格を取得すると独立開業権が得られます。

医療機関
内科、外科、整形外科、脳神経外科、産婦人科、泌尿器科、麻酔科、歯科、心療内科等で活躍することができます。

老人福祉施設・健康増進施設・在宅ケア
リハビリテーションに鍼灸を取り入れたり、在宅ケアにおいても鍼灸師の活躍が期待されています。

ターミナルケア
生存中のQOL(生活の質)向上の観点から、薬を試用せず痛みや不安を癒す鍼灸治療が注目され、末期がんやエイズなどに応用されています。

スポーツトレーナー
現在、多くの鍼灸師が、スポーツトレーナーとしてコンディショニングやリハビリテーションなどに鍼灸を役立てています。

美容関連
美肌や肥満解消のサポートなど、多くの女性の間で注目を集めている鍼美容にも対応します。